interview #01

リアルな情報を武器に
適正価格を見極める

生薬調達室 /
2004年 入社

Q1-Job description

仕事内容

漢方薬の原薬である「生薬」のすべてに関わる仕事

私の主な仕事は、漢方薬の生産に必要な生薬を国内外から手配することです。新製品開発においては、新しい生薬原料のサンプル調達も行なっています。具体的な業務としては、「相場価格調査」「契約」「産地視察」「加工工程確認」「出航手配」「貨物検品」などが挙げられますね。当社で調達する生薬はおよそ100種類ほど、ひと月で100トン以上にもなります。もちろんすべてパソコンでデータを管理していますが、生薬の相場価格は大抵頭に入っていますよ。それでもこの仕事はなかなか難しく、特に難しいのは、生薬の価格変動が激しい場合でも自社における最適な生薬を調達しなければならないところですね。生薬は需要と供給のバランスが崩れたときに高くなる傾向があり、生薬によっては価格が高くても品質が低い場合や、逆に価格が安くても品質が高い場合もあったりしますから。中には、購入後に価格が2~3倍になったこともありましたね。
現在、生薬の輸入はほとんどが中国の業者からですが、生薬の刻み加工やLot別管理など、自社ですぐに使える状態で仕入れる体制が整っています。ちなみに、その他のベトナムをはじめとする東南アジア諸国から生薬を取り寄せる場合、湿度などの問題もあって生薬の前処理である乾燥の甘さや選別の甘さで品質を担保できないケースもあったりします。そういったことも考慮したうえで、生薬の取引先を決める際には「信頼がおけるかどうか」を第一に考えます。今では長い付き合いの会社も多いので、それぞれの業者ごとの得意・不得意を考慮した上で、その時々で依頼する業者を選び分けることができます。世界の経済の変化を見極めることで、生薬の相場が上がる前の仕入れや、入手が困難な生薬の調達が成功したときにはやっぱりやりがいを感じますね。

Q2-Work style

仕事に対する姿勢

「現場・現物・現実」を徹底し、
責任感を持って仕事と向き合う

私が仕事する上で大切にしていることは「責任感」と「思いやり」です。時にかなりの金額が動く生薬の取引に関する契約には経営者側の決済が必要不可欠で、特に社長との信頼関係は業務をスムーズに進行する意味でも非常に重要になってきます。もちろんそのために日頃より責任感を持って確実な結果を出せるよう仕事に向き合っています。
このスタンスは取引業者に対しても同じです。仕事をきっちりしているかどうかが生薬の取引業者を選ぶ基準としているため、ずさんな対応をする業者とは取引しません。特に海外との取引が多いため品質の悪い生薬を掴まされないように常に注意を払っていますよ。「現場・現物・現実」を徹底しながら、これまでにも度々現場へ赴いて直接取引業者に対して厳しく指導してきました。ただし、厳しいだけではなくて時には冗談を交えつつフランクに距離を縮めることで、お互いにより良い関係性を築くことも同時に意識しています。その甲斐あって、今ではどんな状況であっても契約を果たしてくれるような、信頼のおける業者と関係を築くことができました。言葉や文化、価値観が違う相手だからこそ、やはり対面でのコミュニケーションは大切ですね。都合が付くときは月1回程度中国に出張して直接コミュニケーションを取るようにしています。対面での対応ができない状況ではオンラインでの取引が多くなりますが、その際にはより緊張感を持って責任のある対応を心掛けています。

Schedule

1日のスケジュール

  • 7:50
    出社・準備等
  • 8:00
    研究開発部・生薬調達室 合同朝礼
  • 8:15
    部下との業務内容の確認、打ち合わせ
  • 9:00
    生薬等のサンプル整理
  • 10:00
    契約書作成・業者と出航手配等の打ち合せ
  • 12:00
    昼休憩
  • 13:00
    貨物検品に向けて出発
  • 14:30
    貨物検品(神戸)
  • 16:30
    各種データ整理・輸入書類処理等
  • 17:30
    退社
Q3-Company strengths

大峰堂の強さ

最良ではなく、自社に合った「最適」な品質の生薬を選ぶ

大峰堂の強みは何といっても生薬の品質の良さ。特に私が生薬の品質を高める上で重要だと感じるのは「納期」「包装の品質」「異物の有無」「乾燥の状態」「価格」の5つの要素です。生薬の品質に関しては、コストをかければグレードが良く形のいい生薬を入手することができます。ですが、漢方薬に使用する生薬の調達においては購入価格というのも高品質のための重要な要素です。限られた予算内で自社に適合した生薬を購入するのも自分の仕事ですからね。
幸いなことに、現在取引を行っている業者とは10年以上の付き合いがあるおかげでとても良い関係を築けており、安定して高品質な生薬が購入できています。直接業者と会えない状況だったとしてもお互いに良い信頼関係が築けているため、仕事への影響はほとんどありません。コロナ禍で生薬産地には行けなくなった時も、オンラインでしっかりとやり取りをすることで、リアルタイムで生薬の状況を確認できています。また、将来的には生薬の自社栽培も進めていきたいと考えています。現在は会社所有の農場で沢瀉(たくしゃく)や芍薬(しゃくやく)などを実験的に栽培している最中です。今後は値段が高く付加価値の高いものや使用数量の多いものを中心に生薬の栽培にチャレンジしていきたいと思います。

Q4-Future goals

今後の目標

人財ひとりひとりの力が、会社をアップデートする

私は入社以来ずっと、生薬に関する膨大なデータ・情報をデジタルデータ化することで、仕事の効率化を図ってきました。原薬である漢方エキスの収率や成分含量などは、生薬の見た目だけではわからないことも多く、だからこそデータで漢方を捉えることが重要になるためです。しかし、最近は生薬の産地や中国という国も大きく変化しました。入社当初から集めてきたデータももちろん古くなってきたこともあり、より精度が高い情報やデータを集めることが今後の課題だと感じています。そうすることで、次世代の人が働きやすいように改善していくのが、今の私の目標です。
また、生薬の産地から届く生の声に耳を傾け、リアルな情報をアップデートするようにも心掛けていますね。そうすることで「ある生薬が今後手に入らなくなる可能性がある」など、他社がまだ知らない情報を一報で入手することもあるので、そういった情報収集力なども次世代へと引き継いでいきたいと考えています。また、会社全体を考えた時、単に「人材」を増やすのではなく、精鋭となりうる「人財」を増やす事が必要だと感じています。誰でもできる仕事は今後淘汰されていくでしょう。だからこそ、各部署が専門性を高めていくことはもちろん、個人が強くなることが不可欠です。個人の強さがあるからこそ、会社全体の強さが生まれるからです。きたる未来に向けて、今後はさらに組織として揺るぎない土台作りをめざしていきます。

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