interview #05

社会から真に必要とされる
会社になるために

研究開発部 開発2課 /
2021年入社

Q1-Job description

仕事内容

製品開発すべてのプロセスに携わることができる仕事

私は研究開発部の開発二課という部署で、主にバリデーションと分析の仕事をしています。研究開発で分析というとなんとなくイメージはつくと思いますが、バリデーションという言葉はあまり聞きなじみがないかもしれないですね。バリデーションとは、医薬品を製造する工程や方法が正しいかどうかを検証するための一連の業務のことで、科学的根拠や妥当性があるかを調査して文書に残す仕事です。その中でも私は医薬品(錠剤や顆粒剤)をビンやパウチに詰める充填工程や、錠剤の入ったビンなどを箱詰めする包装工程に関わる新製品のバリデーション業務を担っています。たとえば、医薬品を充填するときに気密性が悪いと湿気の影響で医薬品が吸湿して変色してしまうなど、製品の品質を保証することができません。そういった不良品を世の中に出さないために、製造工程が気密性を担保する上で十分であることを科学的に証明して、それを根拠として文書という形に残しています。分析業務では、医薬品の品質試験法設定のための根拠となるデータを収集するなど、新製品の品質を科学的に分析して保証するための土台作りを行なっています。
この仕事の醍醐味はやはり、新製品の分析方法の設定から上市される直前の段階、つまり製品開発のスタートからゴールまですべてのプロセスに携わることができることですね。多角的な視点が必要ですし、広く深い知識が求められるので大変なこともありますが、「自分で考えて色んなことをやってみたい!」というタイプの人なら仕事が楽しくて仕方ないと思います。

Q2-Reason for joining

入社理由

就職活動を通して感じた大峰堂の「ヒト」の魅力

私が大峰堂に入社を決めた理由は2つあります。
1つ目は、天然物を用いて人々の健康に貢献する事業内容に魅力を感じたからです。学生時代、天然物が有する抗認知症への効果について研究していました。その中で、天然物の未知なる可能性や、病気を未然に防ぐ効能効果に魅了され、天然物を用いて人々の健康に貢献するような仕事がしたいと強く思いました。これを軸に就職活動をしていたところ、天然物である生薬から成る漢方薬で人々の健康に貢献している大峰堂と出会いました。医薬品だけでなく、様々な事業展開をしていることも知り、様々なことにチャレンジできる環境があることも魅力的に感じましたね。
2つ目は、大峰堂の「ヒト」に魅力を感じたからです。学部生時代、進学するか就職するか悩んでいた時に、会社説明会で大峰堂薬品工業という会社を知りました。その時の社長講演で、仕事をする意義や想いを聴き、その価値観に強く共感しました。また、座談会でも社員の方々から仕事に対する考え方や熱意を聴き、この人たちと一緒に仕事をしたいと感じたことを今でも覚えていますね。この時は就職ではなく大学院進学を選んだのですが、大学院での研究生活を経て、さらに自分の就活の軸が定まり、大峰堂で仕事をしたいという想いが強くなったように思います。
入社して3年経った今も、私が学生の時に感じた魅力は変わっていません。自分の就活の軸をぶらすことなく就活したことで、納得のいく就職活動につながったのだと感じています。

Schedule

1日のスケジュール

  • 7:45
    出社
  • 8:00
    研究開発部・生薬調達室 合同朝礼
  • 8:15
    課内打ち合わせ、メールチェック
  • 8:30
    医薬品申請に関する分析業務と書類作成
  • 13:00
    昼休憩
  • 14:00
    製品開発に関する取引先とのWeb会議
  • 15:30
    充填・包装バリデーション業務
  • 17:00
    退社
Q3-Work style

仕事に対する姿勢

それは感謝されることか

私が仕事をする上で大事にしていることは、私の行動は周囲に感謝されるかということです。一般的に研究開発部は、製品開発の上流工程に位置すると言われていますが、大峰堂の開発二課の仕事は製品開発の上流から下流まで携わります。そのため、業務を通じてお客様だけでなく、品質管理課や生産部の方々の立場に立って開発しなければならないと痛感することも多いですね。品質管理課の研修中に試験を行っていた際、複雑で難しい試験があることを体感し、だれでも取り組めるような試験法にしたいと思いました。この経験から、試験開発の段階からだれでも取り組める試験難易度になっているのか、また、コストパフォーマンスに問題は無いか、設定した試験法で安定的に品質評価ができるかと考えることで、業務品質の向上を図っています。試験者やお客様、品質管理担当者といったあらゆる立場の考え方や大事にしていることは異なるので、色々な視点から試験法を設定することが大切ですね。
このように、どうすれば課題を乗り越えられるのか、どのような人の役に立つのか、色々な視点を持つことを意識して日々仕事に励んでいます。困難もありますが、学生の頃から色々なことに挑戦して、多くの人と関わりながら仕事をしたいという想いが実現できる開発二課の仕事にやりがいを感じています。

Q4-Future goals

今後の目標

人々にとって、なくてはならない会社になるための土台を作る

私たち大峰堂は100期を迎えるタイミングで売上1,000億円、経常利益200億円の企業になるというひとつの目標を掲げています。そして、実際にその売上に達するほど多くのお客様が大峰堂の製品を服用するということは、その分だけ高度な研究開発力や品質が求められるということを意味します。当然会社として非常に高い目標だという自覚をしつつ、責任を持って追究していかなければいけませんが、特に私はその土台を作るような働き方がしたいと考えています。喩えるなら、より高層のビルを建てようとするときほど、確固たる基盤が必要になるようなイメージですね。売上1,000億円の企業になるということは、「人々にとってなくてはならない企業になる」ということ。だからこそ研究開発力と品質という土台をしっかりと作り、自分たちの手で形作っていきたいです。
100期で目標達成となると、私たちの代やこれから入社する方たちが40~50代のバリバリの仕事盛りのタイミングですので、本当に良い時期に入社することができたなと思っています。また、これは入社時の面接のときから言い続けているのですが、100期を迎えてさらにそのさらに20年後、40年後先の、私自身が現役を引退した後も、本当の意味で「全人類の社会福祉に貢献する」という理念実現に繋げられるような働き方がしたいと思います。

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